松戸市 S様
松戸市郊外、広い通りから少し奥まった住宅地の一角。ここに、今年の夏に完成したばかりのM3ハウスがある。ブラック&ホワイトのモダンな外観と、木の温かさを感じる塀が印象的なSさま邸だ。この家に暮らすSさんご夫妻は、7月に入籍されたばかりの新婚さん。敷地の右隣にはご主人のご両親が暮らしている。実は、この土地に元々あった古い住宅を昨年末に解体。建築家の河野氏の設計でM3ハウスの着工が進められていた。タイミングよくその話をご両親から聞き、M3ハウスのデザインを大いに気に入り購入へ。その後、二人は河野氏とじっくりと話し合い、M3ハウスのベースプランに自分たちの要望を加えていった。つまり、セミオーダースタイルによってこの新築住宅は完成したのだ。
さっそくスタイリッシュな住まいを見せていただいた。玄関を入った1階は、明るく開放的なLDKが広がっていた。M3ハウスならではの吹き抜け空間や、高い位置に配置された縦長の窓に目がいく。天井に設置されたシーリングファンが、室内の空気を循環させていた。白い壁とやさしい色合いのフローリングが美しい。もちろん床暖房システムだ。対面カウンター式のキッチンは、奥様の要望で、広めのシンクやIHコンロなどを組み込み、より使いやすい仕様に。食卓テーブルや椅子などの家具選びにも、ご夫妻のセンスを感じる。ご主人はサーフィン、自転車、山登りなど多趣味なため、室内外に自転車が置かれ、屋外にはウェットスーツが見える。「ウッドデッキは、将来子供の遊び場にしたい」と笑顔で話す。
2階の中央部は、ラグの上に低めのテーブルが置かれたDEN。「壁側に本棚を置いて書斎にしたい」とお考えだ。DENの右はベッドルーム。使い勝手のよいウォーキングクローゼットの手前はサーフィンボードの収納場所で、6枚のボードが並んでいた。左側にはパソコンが置かれた部屋があったが、ここは子供部屋にする予定だという。3階へ上がるともう一つ、第2リビングとも呼べそうな部屋がある。壁一面に収納を設け、その反対側は一面窓になっている。夜になると高架の上を走る常磐線が、さながら銀河鉄道のように見えるなかなかの景観だとか。Sさま邸の空間内はどこも、幸せな新婚家庭ならではの充足感につつまれていた。